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2009年01月01日

生理痛〜プロスタグランディン説

通常の生理痛は、お産の際の陣痛の縮小版(?)と思われます。すなわち、プロスタグランディン説と呼ばれるケースです。

排卵から約2週間たって受精しないと子宮内膜がはがれ排出されます。この子宮内膜がはがれ落ちるとき、痛みはありません。経血が排出される際、通り道である子宮頸部(子宮頸管部)を押し広げて起こる痛みが生理痛と言われています。

生理痛は陣痛と同じ系統の痛みです。プロスタグランディンというホルモンによります。生理痛をはじめ健康問題に詳しいフリーライターの清水直子さんは以下のように述べています。「子宮内膜にはプロスタグランディンという、子宮を収縮させるホルモンが含まれているため、経血を外へ押し出そうとします。お産のときにはこれが大量に出ますから、生理痛のひどいものが陣痛、と考えることもできるでしょう。」(「"ほっ"とする生理痛の本」、22ページ、2004年3刷発行)

機能性月経困難症の生理痛は、"冷え"で血行が悪くなった状態で、経血を体外に押し出すとき、より多くのプロスタグランディン分泌により、痛くなります。また体質的にプロスタグランディンの濃度が高い場合、生理痛が強くなります。

このように子宮収縮ホルモンのプロスタグランディンが、生理痛のメインの原因と言えるのです。

※参考資料:「"ほっ"とする生理痛の本」、清水直子・わたなべゆうこ著、築地書館、2004
ラベル:生理痛
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2008年12月31日

生理痛(月経痛)=月経困難症

生理痛(月経痛)は、月経困難症のひとつです。生理(月経)直前から生理が終わるまでの間に、痛みを伴う諸症状が生理痛に該当します。

と言いますが、実際のところ、生理痛=月経困難症と考えていいでしょう。すなわち「月経が始まると毎回寝込んでしまう」、「痛みで仕事や家事が手につかない」、「鎮痛剤が全く効かない」など、下腹部痛、頭痛、腰痛、吐き気、手足の冷え等がひどく、日常生活に大きな支障がある場合、【月経困難症】と診断されます。

月経困難症は原因が特定できる場合とそうでない場合があります。言い換えると、@原因が病気でない場合(あるいは原因不明の場合)と、A原因が病気である場合、です。前者@を「機能性月経困難症」、後者Aを「器質性月経困難症」といいます。

一般的に生理痛(月経困難症)は、前者@の機能性月経困難症であることが多いと言われています。すなわち原因がわかりにくく、よって多くが対症療法での対処になるケースです。

【機能性月経困難症】
@の機能性月経困難症では、プロスタグランディンというホルモンが過剰に分泌され、子宮が激しく収縮し、生理痛が起こります。

また子宮頸部(子宮口)が細い場合、プロスタグランディンが過剰でなくても、生理痛の原因になることがあります。狭い子宮頸部から月経血を無理やり押し出すので、子宮が激しく収縮し痛みが起こります。

また子宮が後ろに倒れている場合、子宮後屈といい、やはり生理痛の原因になることがあります。子宮後屈自体は問題ないのですが、やはり月経血が子宮から出にくくなり、痛みが発生しやすくなります。

また心理的に月経(生理)をマイナスの評価に傾きすぎると、心因性の生理痛になりやすいと言われます。

【器質性月経困難症】
Aの器質性月経困難症では、病気がその原因になります。子宮内膜症や子宮筋腫が代表的なケースです。その他にも、子宮腺筋症、子宮内膜増殖症、卵巣のう腫などがあります。

また器質性月経困難症のケースには、淋菌やクラミジアなどの細菌に感染した骨盤内感染症(骨盤内炎症)等も上げられます。

※参考資料:「医者に聞けないことまでわかる 生理不順・生理痛」、中村理英子著、2003
ラベル:生理痛
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2008年12月30日

生理痛〜生理(月経)のメカニズム

生理痛を考える上で、そもそも生理(月経)とはどういうメカニズムなのか、確認しましょう。

1. 視床下部からホルモン分泌
脳の視床下部からGnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)が分泌されます。すると脳の下垂体からLH(黄体化ホルモン)とFSH(卵胞刺激ホルモン)が分泌されます。
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2. FSHは血液に混じって、卵巣に届きます。
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3. FSHに刺激され、10個から20個の卵胞が育ちます。
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4. 発育中の卵胞からエストロゲン(卵胞ホルモン)が分泌されます。
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5. エストロゲンの作用で、子宮内膜が厚みを増します。
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6. 血中エストロゲン濃度が一定量に達すると、FSH分泌が抑えられ、LHが大量に分泌されます。
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7. LHの刺激で、一番成長した卵胞が破裂し、卵子を放出します。
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8. 卵子は卵管采に取り込まれ、膨大部で精子を待ちます。

9. 残った卵胞は黄体に変化し、プロゲステロン(黄体ホルモン)を分泌します。その作用で子宮内膜がふかふかの状態になります。
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10. 卵子は精子と出会わない場合、黄体の寿命は2週間です。するとエストロゲンとプロゲステロンの分泌が低下します。子宮内膜ははがれおち、出血と共に排出されます。(なお卵子と精子が膨大部で出会うと、受精卵になります。) 
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なおふかふかだった子宮内膜は分解酵素で液体状に分解されます(月経血)。

ここで月経血を外部に排出する際、プロスタグランディンというホルモンが働き、子宮を収縮させます。このプロスタグランディンが多すぎると子宮収縮が強くなり、生理痛などが起きます。(生理痛の代表的なケースです。)

一方、エストロゲンとプロゲステロンの低下を感知した視床下部は、下垂体に向けてGnRHを送ります。次の周期に入ります。

これがおおよその生理(月経)のメカニズム(周期)になります。

※参考資料:「もうがまんしない!この生理痛、あの不調」、小杉好紀著、2006
ラベル:生理痛
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