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2009年01月10日

生理痛〜子宮筋腫

生理痛の原因のひとつに、近年増加傾向にある子宮筋腫があります。30歳代中盤から多くなるといわれているのが、子宮筋腫による生理痛です。

子宮筋腫は一般的に良性の腫瘍で、命の別状はないと言われています。また自覚症状もないこともあります。

しかしながら生理痛が強くなることもあります。子宮筋層で大きくなる「筋層内筋腫」、子宮の内側にできる「粘膜下筋腫」が、生理痛を引き起こす場合があります。
 
womb_20090123.JPG
  
生理痛は筋層内筋腫のほうが粘膜下筋腫より早くあらわれる傾向があります。これは筋層内筋腫が子宮の筋肉組織のど真ん中で大きく成長するからのようです。子宮自体にダイレクトに影響をあたえるためだと思います。これに対し、粘膜下筋腫は子宮の中の空洞(内腔)に向かって成長するので、子宮そのものに最初、直接影響を与えません。

ただし粘膜下筋腫でも茎を伸ばすタイプは、子宮口から飛び出すケースもあり(筋腫分娩)、大きな激痛と大量の不正出血をともないます。子宮口から筋腫が飛び出ているのですから、大変な激痛がおきます。

また筋層内筋腫、粘膜下筋腫ともに「過多月経」を伴うことが多くなります。筋腫があると、子宮への血流が増え、子宮内膜の表面積が広がります。生理時に剥がれる子宮内膜の量が増えます。よって過多月経が起こりやすくなります。過多月経とはすなわち、大量の月経血を子宮より押し出すことです。当然、子宮の収縮も強くなります。どうしても子宮等に無理がかかり、生理痛になりやすくなります。

子宮筋腫は何種類ものケースが同時に発生していることもあります。月経周期によって子宮内膜が異常に厚くなりやすく、骨盤内のうっ血傾向をともないます。さらに子宮筋腫で子宮が大きくなり、子宮の周囲の組織・臓器への圧迫が発生しやすくなります。そうなると生理痛に腰痛も伴うという状態になります。

子宮筋腫で厄介なのは、筋腫を手術で取っても再発する可能性があります。開腹手術あるいは内視鏡手術をしても、子宮を残せば子宮筋腫は再発する可能性があります。社団法人日本家族計画協会は子宮筋腫は再発に関して、次のように説明しています。
「とくに20代、30代で手術をした場合は、その後長くエストロゲンにさらされるので、筋腫が再発してまた大きくなる危険性があります。また、複数の筋腫があった人は、再発の危険性が高くなります。」
※Webサイト「ウーマンズヘルス」より抜粋
http://www.jfpa.info/wh/kanja_gaku/kinshu.html

子宮筋腫は悪性ではないケースがほとんどなので、命にかかわる病気ではありません。しかし生理痛などの不快な症状を発生させ、不妊など様々な悪影響をもたらします。ぜひ適切な治療を受けることをお勧めします。

※参考資料:
「レディースクリニック 月経痛と月経困難症」、安達知子著、主婦の友社、2004年、(添付の図も含む。)
「女性の<からだと心>安心医学 ウィメンズ・メディカ」、井口登美子ほか監修、小学館、2003年
「子宮筋腫の症状と原因〜妊娠後の治療方法〜」、s-comu.(エスコミュ)、スタイライフ株式会社、2009年、http://scomu.jp/sikyukinsyu/
posted by 生理痛 at 00:00| Comment(0) | 生理痛〜器質性月経困難症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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